愛するために生まれ変わりたい--
原作・シナリオ:堀川ごぼこ
キャラクターデザイン・イラスト:えまる・じょん
出演:黒井勇(くろいゆう)
全編ダミーヘッドマイク使用
tracklist
01.始まり
02.先触れ
03.ダブルバインド
04.日曜の朝
05.日曜の夜
06.”K”
耳で高まるオトナCD
『磔(はやにえ)』第3巻 -やさしい躾と悪魔の福音書-
【概要】
魔術師は聞きました、キミがたったひとつ願うとしたらそれは何?
― 心休まる安住の地 ―
夜が怖い。隠された願いが浮き彫りになるから。
二つの優しさに逡巡しながら、満ち足りない自分に狼狽える。
それは罪悪感なのだろうか。
いつしか、昼の優しさに緊張を強いられ、夜の優しさに身を任せることが習い性になっていた。
朝が来て昼が来て夜が来る。夜が来る。夜が来る。
「太陽が眩しかったから」
そう、自分も司祭に背を向け、衆人から罵声を浴びることを選ぼう。
なぜなら、それはあの人が希望した道筋(シナリオ)だから。
『磔(はやにえ)』第3巻 -やさしい躾と悪魔の福音書-
(CV:黒井勇)
真尾浩一(まおこういち)
30歳。身長180cm。体重67kg。1月18日生まれ。山羊座。A型。
貴女が勤務している会社の同僚。別の部署に所属しているが、仕事納めの打ち上げイベントを契機に親交を深め、同棲するようになる。
家庭が貧困だったため、苦学して大学を卒業、現在の会社に就職した。
奨学金の返済のことなどの将来不安により貴女と結婚したいと願っているが、なかなか言い出せないでいる。
月になりたいと願うお前がオレを創り出したのか。
いや違う。
なぜなら、浄化と言われる牢獄に閉じこめられたのはお前と出会う前だったのだから。
「元始、女性は太陽であった」
ヤツのお前に対する態度にオレは憤る。
月になりたいと気づいていながら、太陽であることを強要するアイツに憤る。
だが、最初にお前に出会ったのはヤツで、オレはそれを尊重するしか術がなかった。
ある夜、ヤツが決して見ることができない場所に証(しるし)を施すことを思いついた。
いいアイデアだと思った。お前もそれを受け容れた。
すぐに、実行できなかったのは、お前を幸せにできるのは自分だという確信がなかったからかもしれない。
しかし、考えれば考えるほど、二人の将来のことしか思い浮かばなくなってしまう。
やがて、躊躇いは風に流され月明かりが未来を照らしはじめる。
それが、全ての始まり。そして、物語の終わり。
「とろけた目、それにいやらしい舌。今夜もずっとオレが来るのを待ってたんだろ?返事もしねーで曖昧に微笑んでも無駄だよ。いつもみてーに、見せてみろよ。昼間は聖女めかしたお前のソコが、夜はどうなってるのか確認してやる」
「こっちの手は……、ほら、届くだろ?お前のを剃ってただけで、こんなにデカくなっちまったんだぜ? ――出してやってよ。こいつにも綺麗に生まれ変わったお前を見せてやって」
「なぁ見ろよ。やらしいなぁ。オレのにお前の液が絡みついて……、ゆっくりゆっくり……飲み込んでいってる」
「オレがお前をずっと抱いてやる……これからもずっと。例えお前とアイツが結婚したとしても……。毎晩こうして愛してやるよ」
「ほら、こんなに中震わせて、オレにしがみつかせてるじゃねーか。オレの方を好きになっちゃったんだろ? 悪ぃのは、こんな身体をほったらかしにしてたアイツだ……。お前はなんにも悪くない……」
「そういう淫らなところが、可愛いんだよ。刻みつけとけよ。この身体に。オレの声も、感触も、全部……。イキたいんだろ、もう。ほら、一緒にイクんだ……ッ。」
ダミーヘッドマイクで再現されるリアルな吐息、囁かれるのは淫猥な台詞。
立ち上がり、移動して、耳元に、胸元に、足元に。
吹きかけられる息も、這う舌使いも、怖いぐらいにそのまま体感。
否応なしにゾクゾクさせられる〈耳で高まるオトナCD〉